パラリンピック3大会連続出場の経験を持ち、パラ陸上走り幅跳びで、5メートル51のアジア記録を持つ、中西麻耶選手。
先日ドバイで開催された、パラ陸上世界選手権2019では、走り幅跳びで金メダルを獲得、来年の東京2020大会の代表内定が決まり、4度目のパラリンピックを目指しています。
そんな中西麻耶選手のプロフィールや経歴など、気になったので調べてみました。

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中西麻耶選手のプロフィール

名前:中西麻耶(なかにし まや)
出身地:大分県由布市
生年月日:1985年
年齢:34歳(執筆時)
競技/クラス:陸上・走り幅跳び、100m/T64(下腿義足使用)、

パラリンピック出場
・2008年北京・2012年ロンドン・2016年リオ

主な戦績
20018年 北京パラリンピック 100m6位
2012年 ロンドンパラリンピック 走り幅跳び6位
2016年 リオパラリンピック 走り幅跳び4位

中西麻耶選手は、高校時代は、ソフトテニスでインターハイに出場。
卒業後、地元の大分で開催される国体を目指している途中、勤務中の事故で右足の膝下を切断しました。
その翌年の2007年より、義足で障がい者スポーツの大会に出場するようになります。
パラリンピックには、3大会連続出場し、走り幅跳び(T44クラス)では、5メートル51のアジア記録を保持しています。

★生い立ち★
中西選手は、小学生のとき、大阪から大分に引っ越します。
山に登ったり、田舎ならではの遊びを楽しんでいました。
小さい頃から体を動かすのが好きだったそうです。
卓球、水泳、バドミントンなど、いろいろやる中で、ソフトテニスにハマります。
高校は、強豪校の明豊高校に入学し、ソフトテニスでインターハイに出場。
その次は、大分で開催される国体を目指しソフトテニスを続けます。
高校卒業後は、建設会社に就職、働きながら競技を続けていました。
21歳のとき、勤務中、工事現場で鉄骨の下敷きになり、右足の膝から下を切断しました。

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手術後も、リハビリにテニスを取り入れるなど、ソフトテニスで国体を目指すことを諦めませんでした。
退院した当日にテニスをするほど、気持ちが強かったそうです。
しかし、義足も合わなかったり、手術後の傷の痛みなど、体が思うように動かせず、テニスができる状態にはなれませんでした。
「まずは走れるように」と、義足のスポーツを探し、陸上競技に出会いました。
始めは、陸上は健常者の人たちと一緒に走る練習をしていましたが、その中で、パラ陸上の関係者に誘われ、それがきっかけでパラ陸上にも参加することになります。
そして、2007年に初めて出場した日本選手権で、100メートル、200メートル(いずれも女子T44クラス)で日本記録を樹立。
2008年北京パラリンピックでは、2種目で決勝に進出する快挙を成し遂げます。
北京大会後、2012年のロンドンパラリンピックを目指すため、中西選手はアメリカに渡ります。
アメリカのアル・ジョイナー氏(ロサンゼルス五輪三段跳び金メダリスト)が2012年まで中西選手のコーチを務めるのですが、このとき、彼のすすめで、走り幅跳びを始めます。

2012年、冬。夏のロンドン2012大会を目前にして、競技活動資金や義足購入資金が足りず、競技資金を集めるために、中西選手のカレンダーを作成し、話題となりました。
このときの中西選手の美しい体は、女子アスリートとしては驚異的な、体脂肪率が一桁台だったそうです。極限まで鍛え上げられた体が、日々のトレーニングの過酷さをも感じさせます。

そして、2012年ロンドン大会では、走り幅跳び4メートル79で、8位入賞を果たしますが、メダルには届かず、悔しい結果となりました。

ロンドン大会後は、一度は引退を表明するも、自分の中でどれだけできるのか、陸上で試したいと、再びパラ陸上に復帰。
リオ2016大会では、走り幅跳び5メートル42。4位入賞を果たします。

2017年パラ陸上世界選手権ロンドン大会では、走り幅跳び5メートルの跳躍で銅メダルに輝きました。

ドバイパラ陸上世界選手権2019では

4位以内に入れば、東京2020大会の代表に内定される今回の大会、女子走り幅跳び、足に障がいのあるクラスで、中西麻耶選手は決勝に進出しました。
中西選手は、1回目に今シーズンの自己ベストとなる5メートル10センチをマーク、さらに記録を伸ばし、最後の6回目で、5メートル37センチをマークしてトップに立ち、金メダルを獲得しました。
これで、中西選手は、来年の東京2020大会の代表に内定が決まりました。

中西選手のコーチの荒川大輔コーチは、「最近は踏切と助走が噛み合っていなかったのでそのバランスを整えていった。きょうは試合前の練習でも状態が良さそうだったから実力通りなら良い記録を出せると思った。彼女の頑張りを褒めたい。」
と讃えていました。

スピードのある助走と、柔軟性を生かしたダイナミックな跳躍で、東京2020大会では、中西選手、自身初のメダル獲得を目指しています。

以上、中西麻耶選手についてでした!