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スラロームの種目

スラローム
・カヤック 男子/女子
・カナディアンシングル 男子/女子

スラロームの概要・見どころ

スラロームは、変化に富んだ流れのある川に、2本のポールをぶら下げたゲートを20前後設け、これに触れないように通過しながら、上流から下流へと下るワイルドなタイムレースです。
ゲートに触れたり、通過しなかったりするとペナルティの点がタイムに加算されていきます。
人が立っていられないような急流で自由自在に艇を操るテクニックが見どころです。
とくにゲートを通過するときはスリリングです。
横に流されてゲートを通過できないと50秒もタイムが加算されてしまうので、可能な場合は漕ぎ戻って通過します。
ゲートのうち、6~7個は、上流に向かって通過しなくてはならない『アップストリームゲート』です。流れに逆らって漕ぐ選手のパワーと技術が注目です。
全体に注意深さとスピードが求められるので、見ていて迫力満点です。

スラロームにも、カナディアンとカヤックの2種類があり、カナディアンは、より細かな技術が見どころです。カヤックは、豪快さやスピードが魅力です。

競技は、タイムとペナルティの加点の合計ポイントが少ない選手が上位になります。

カヌーが強い国は?

カヌーが盛んなのはヨーロッパ、中でもドイツが伝統的に強いです。
これまでに、金メダル21個を含む、59個のメダルを獲得しています。
ドイツの他には、スプリントでは、ハンガリー・ウクライナ・ベラルーシ・スペイン・ロシア・ノルウェー・スロバキア・チェコ・イギリス・ニュージーランド、です。
スラロームでは、フランス・スペイン・スロバキア・イギリス・チェコ・オーストラリア、です。

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カヌー・スラローム、レースの様子

カヌーの東京五輪日本代表の最終選考会を兼ねた、NHK杯国際カヌースラローム大会が10月20日に、東京都江戸川区のカヌー・スラロームセンターで行われました。
この大会は、来年のオリンピックのために新たに作られたコースで行われました。
日本初の、人工コースで行われる大会です。
海外の強豪選手も参加しています。
リオオリンピック銅メダリストの羽根田卓也選手は、代表内定を目指し、出場していました。
このカヌー・スラロームセンターは、今年7月に完成したばかりです。
およそ200mのコースに、人工的に流れを作り出しています。
コースの流れは、1秒間に12トンの水が流れる激流です。
競技は、20ほどのゲートをクリアしながら、タイムを競います。
ゲートに当たるとペナルティとして2秒加算されます。
ゲートには2種類あります。
流れに沿って通過する緑の『ダウンゲート』
流れに逆らってこぎ上がる『アップゲート』
このアップゲートをいかに速くこぎ上がるかが、レースのカギとなります。

羽根田卓也選手の強さを支えるのが、このアップゲートで見せる「ピボットターン」です。
世界でトップを闘うには必ず身に着けなければならない技術だといいます。
船の後方部分を沈め、浮き上がる力を推進力に変えます。
2017年日本選手権優勝の吉田拓選手は、「ベーシックな技術の1つ。後ろを沈めたことでその浮力でアップゲートから飛び出せる」「急流の中で自由自在にボートを操れることが勝敗を分ける」といいます。
羽根田卓也選手、決勝でピボットターンを見決めることができるのでしょうか。

男子カナディアンシングル決勝、羽根田卓也選手は準決勝4位でした。
レース序盤からスピードに乗って次々にゲートをクリアしていきます。
コース終盤のアップゲート、ピボットターンでスムーズにクリアします。
絶妙なバランスのピボットターンを次々に決めた羽根田卓也選手は、準決勝よりタイムを縮めて3位となりました。
見事、東京オリンピックの代表に内定しました。

羽根田卓也選手「自分の夢の4度目の五輪出場を決めることができて本当にうれしい。今日はなかなかいいピボットターンがいろいろな箇所でできたと思う。この速いピボットターンがこのコースでタイムが出るキーポイントになるので、これからも強化していきたい。」と話します。

東京五輪で初めて採用される女子カナディアンシングルもあり、カヌー競技がますます盛り上がっています。

以上、羽根田卓也選手についてでした!