選手と馬とが一体となった華麗なコンビネーションが見どころ、魅力である馬術。パラ馬術を始めて、わずか1年で国内のトップに躍り出た期待の新星、高嶋活士選手ですが、どんなプロフィールや経歴をお持ちなのか、馬場馬術についても、気になったので調べてみました。

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高嶋活士選手のプロフィール

名前:高嶋活士(たかしまかつじ)
出身地:千葉県
生年月日:1992年12月2日
年齢:26歳(執筆時)
身長:161cm
体重:46kg
競技:馬場馬術
家族:3歳の長女と1歳の次女

高嶋選手がジョッキーを目指したのは、父親からの勧めでした。
動物全般が好きで、動物園の飼育係などの動物系の仕事に就きたいと思っていて、騎手の道もいいかなと思ったといいます。
14歳のときに初めて馬に乗り、面白さに目覚めます。
2011年にデビュー。
競馬学校時代に、資質の高さからジョッキーとして有望視されていました。
しかしプロの道は厳しく、1勝を勝ち取るべく、障害レースにも挑戦を始めます。
2013年に障害レースで落馬してしまいます。
脳挫傷による後遺症で右半身にまひが残り、右腕も力が入りません。
復帰を目指して2年半リハビリを行います。
そんなとき、常石勝義元JRA騎手が落馬事故で引退し、パラリンピックを目指していることを知ります。
2015年に騎手免許を返上し、パラ馬術の道で世界の大舞台での勝負を目指します。
そして、技術と工夫を積み重ね、強化指定選手に選ばれます。
2017年全日本パラ馬術大会で優勝し、代表がより近い選手に上り詰めます。

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馬場馬術とは

馬場馬術とは、20cm×60cmの長方形の競技アリーナで行う、演技の正確さや美しさを競う競技です。
選手と馬とが一体となった華麗なコンビネーションが見どころです。
パラリンピックで行われるのは、馬場馬術。
体や視覚に障がいがある選手たちが、男女の区別なく闘います。
パラの馬場馬術は、パラリンピック唯一の採点競技です。

コートのあちこちに置かれたアルファベットの文字を頼りに、事前に決められたコースに沿って演技します。
常歩(なみあし)、速歩(はやあし)、駈歩(かけあし)、という3種類の歩き方を基本に、様々なステップを踏んだり、図形を描いたりするものです。

「常歩」→一歩ずつ歩みを進める
「速歩」→2拍子でトントンと進む
「駈歩」→3拍子のリズムで走る
これらを組み合わせながら円を描いたり、斜めに進んだりなど、様々な技を披露します。

パラ選手の馬術

手や足に障がいのあるパラ馬術の選手にとって、馬に的確な指示を出すのは簡単なことではありません。
馬への指示の出し方でパラ馬術だけに許されている方法があります。
それは、鞭を使うこと。
曲がる方向などを通常は脚を締めたりして伝えますが、足が使えない選手では、鞭でやさしく触って指示を出します。
鞭の使用は、手や足で指示することが難しいパラ馬術だけに許されています。
鞭以外にも、選手はオリジナルの道具を使うことができます。
手綱の形を変える、鐙(あぶみ)と足が離れないようにゴムバンドでとめる、などです。

パラ馬術の採点とは?

パラ馬術の採点とはどのようなものでしょうか。
良い円を描くとは、正確に、決められた大きさの円を描くということですが、これは、馬もリラックスしている、ということが重要です。
リズムがくるったりすると、円が歪んでしまい、円が小さくなってしまうなどします。繊細な指示やコンビネーションが必要です。
そして、馬の顔も採点に影響します。
馬の落ち着いた目は、選手の扶助(合図)を安心して受け入れている、ということを表しています。
これは、ハッピーフェイスというそうです。
馬の口が開いて歯が見えているときは、緊張が出ているということです。
選手の扶助がきつかったり、手綱を強く持ってしまったりすると、馬が苦しくて口を開けてしまうことがあります。
これは、マウスオープン、といい、口開きがあると減点となります。

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