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ゴールボールのチームは?

1チーム最大6人で編成し、コートでは3人対3人で対戦します。
ボールはバスケットボールとほぼ同じ大きさ(直径25cm)ですが、重さは約2倍の1.25kgとずっしりと重く、あまり弾みませんが、投げ方でバウンドさせることができるので、選手の体を乗り越えてゴールさせることもできます。

攻撃側は、いかにボールのコースを察知されずに、相手ディフェンスの隙間を狙い、得点するか、
守備側は、幅9mのゴールを味方3人で連携して守ることがカギとなります。

選手の目の代わりになる、という意味ではベンチワークも重要です。
相手チームの攻撃や守備のパターンをいち早く把握・分析し、自分のチームの選手に相手のプレイがイメージできるように伝える、戦略を指示する、という重要な働きをします。
プレイ中は声がけできないので、ブレイクやタイムアウト、選手交代をうまく活用して選手に戦略や情報を伝えます。
こういった戦略も見どころです。

ゴールボール日本代表

日本は、女子代表がアテネ2004大会で初出場で銅メダルを獲得、ロンドン2012大会では金メダルの快挙を果たしています。
この金メダルは、パラリンピックの団体競技として、日本チーム史上初となります。
東京2020大会では男女とも出場が決まっています。
女子は、定評のある堅い守り、多彩な攻撃力を持っています。
女子の日本代表は、現在、世界ランキング4位。
リオデジャネイロ2016大会では5位でしたが、その悔しさをバネに金メダル奪還を目指します。
男子は東京大会が初出場です。力の強化に取り組んでいます。、

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試合の様子は?

2019年9月、千葉県美浜区でひらかれた国際大会、ゴールボール国際大会。
来年のパラリンピック本番の会場で行われました。

会場の雰囲気は少し独特です。
「Quiet Please:静かにお願いします」
選手たちは、音を頼りにプレイするため、会場には、足音とボールの音だけが響きます。緊張した空間が広がっています。

その一方で、得点が入ると、一気に盛り上がり、そのコントラストでいっそう歓声が際立ちます。他にはない空間を感じられる競技です。

選手は、ボールの中に入っている鈴の音と、ボールの弾む音、そして、足音から、ボールの位置を把握します。

一見シンプルなゴールボールですが、世界の強豪国のプレイには、それぞれの特徴が現れています。
アメリカ(世界ランキング5位)は、勢いをつけた「回転スロー」、ブラジルは(世界ランキング3位)、後ろ向きからの、股抜きでボールを投げます。
そして日本は、攻撃するとき、ゴールポストをたたいたりして、いろいろなところから音を立てています。
ボールの投げ手以外の選手から、ゴールポストをたたく、床を強く踏み鳴らす、どの選手が投げるか、相手を惑わせる作戦です。
海外の選手に比べて、体格で劣る分、三人の力を合わせて攻撃します。

日本がメダルを獲得するカギとなると考えているのは、守備です。
相手チームは、三人がゴール前に一直線に並びます。
対する日本は、センターの選手が、一歩前にでた、三角形のフォーメーション、前の選手が取りそこねても、後ろの選手がカバーできる形です。
更に、日本は9メートルのゴールを9分割して、数字をふっています。
「3」、「3.5」、といったように、相手の位置を声にだすことで、どこから攻撃が来るのかを選手たちと共有、チームでたたかう、日本独自の戦略です。

予選をトップで通過した日本、決勝戦の相手は、世界ランキング5位のアメリカです。
両チーム無得点で折り返した後半、アメリカに先制点を奪われます。
追い詰められた日本は、三角形のフォーメーションで、力強いボールをカバーします。
一点をリードされた日本は、相手を惑わすフェイント攻撃、若杉遥選手が、相手の足元を狙って、ボールを投げます。
同点に追いつきました。
しかしその直後、守備の間を抜かれ、アメリカに2点目をいれられます。
そのまま2-1でアメリカの優勝。
日本は、来年のオリンピックでさらなる成長を誓います。

若杉選手「ディフェンスの部分でもまだまだ課題があるので2020年に向けてもまたそこのコートに立てるように、結果を残せるようにまた練習していきたい」と語ります。

日本は、対戦相手を研究して、対策をとっていくという方向、相手のデータを分析して、それぞれに合わせた対策を進めています。

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