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車いす生活の中、家にこもりがちになっているとき、たまたまパソコンの動画サイトで2012年ロンドンパラリンピックをみたとき、衝撃を受けた画面があったといいます。
「上半身がムキムキでまるで障がい者という感じがない。健常者と同じ陸上競技場を使って、三輪のかっこいいレーサー(競技用車いす)に乗り、それぞれ国を代表してパラリンピックの舞台に立って、色々な人達の思いを乗せてスタートラインに着く。100メートルなら一瞬で決着がつく。400メートルなら1周で決着がつく。そういうところに興味を持って、自分もやってみたいと思った。」といいます。

当時住んでいた静岡県の障がい者団体の知人に掛け合い、県内で車いす陸上をやっている人を数人紹介してもらい、競技用のレーサーを借り、実際に走ってみます。

「風を切れるんです。車いす生活になってから、走ることができなくなり、風を感じることもできない。競技用の車いすに乗り最初は遅いけど、それでも風を切れることができた。それ自体に心地よさを覚えて。ロンドンパラリンピックの3ヶ月後に当たる12月開催のロードマラソンにエントリーしてしまいました。」

当初から、目標は「4年後のリオデジャネイロパラリンピックで日本代表として出場し、メダルを獲得する。」とはっきりとしていたといいます。

思い立ってからの行動力も、目標を実現する力にも驚きます。

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佐藤友祈選手のレースの特徴、中盤以降のスピードアップの理由

佐藤友祈選手のレースの見どころは、レース後半からの伸び、だといいます。
車いすレースは、筋力さえつければいいのではなく、漕ぐタイミングや、体重の乗せ方で失速につながってしまうところなど、繊細な技術も必要とされる競技です。

佐藤選手のレースは、握力がないためスタート時に全力を出すと手首を痛めてしまったり、速度をのせられないので、最初は脱力してスタートし、余力を使って後半にどんどん速度を伸ばしていきます。

パラ陸連会長の増田明美さんが語る佐藤友祈選手

増田明美さんは、「佐藤選手は、2種目で世界記録を持つ、最も金メダルに近い選手。何でも突き詰めるタイプ」といいます。「競技に対してもそうですし、日常生活でもなんでも突き詰める」といいます。
日常生活に対してとは、たとえば、「髪型」だそうです。
増田明美さんによると、「髪型をいつも気にしている。岡山でいつも練習しているが、東京レースに来るたびに、髪型をきめていて、『髪型に凝った人。髪型にも注目して見てください!』ということでした(^^)
増田明美さんの目の付け所が面白く、競技とともに楽しみになります。

佐藤友祈選手は、2019年11月に開催される世界パラ陸上競技選手権ドバイ大会を今年のメインに据えているといいます。どんなレースがみられるのか、楽しみです。

東京大会2020の日程

陸上車いす(オリンピックスタジアム)
2020年8月28日 400m(T52) 決勝
2020年8月30  1500m(T52) 決勝

以上、佐藤友祈選手についてでした!