ハートネットTV出演の沖藤典子さんは「老妻だって介護はつらいよ」などの作品で知られるノンフィクション作家です。

夫である明さんの介護には葛藤があり、同じ葛藤を持つ他の老妻たちへのエールとして書かれた本だといいます。

そんな沖藤典子さんの夫の病気や介護、経歴や作品についてです。

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沖藤典子さんのプロフィール

名前:沖藤典子(おきふじ・のりこ)
出身地:北海道
生年月日:1938年
学歴:北海道大学文学部卒業

沖藤典子さんは1938年北海道生まれ。

北海道大学文学部を卒業後、(株)日本リサーチセンター調査研究部に入社し、食品や衣料品、生活意識の調査などに従事します。

結婚もし、2人の子供を育てながら会社員として多忙な日々を過ごしていた沖藤典子さんに、転機が訪れます。

30代の頃、実の父親の介護をしなければならなくなったのです。

当時は介護保険もなく、夫も単身赴任中で、子育てもあり、さらに介護まで両立させることは困難でした。

悩んだ末、沖藤典子さんは会社を辞める決意をします。

そして、この時の経験をつづったノンフィクション作品「女が職場を去る日」がきっかけで、沖藤典子さんはノンフィクション作家としてのキャリアを歩むことになりました。

デビュー後も、『人生の午後へ男も女も今が変わりどき』(旬報社)、『娘が「できちゃった婚」したとき!』(主婦と生活社)、『女50歳人生後半がおもしろい』(ミネルヴァ書房)、『介護保険は老いを守るか』(岩波書店)など、女性の生き方や家族の問題、介護問題、シニア世代など多岐に渡って旺盛な執筆活動を続けています。

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沖藤典子さんの夫の病気

以降も女性の生き方や家族の問題を扱ったノンフィクション作品を精力的に世に出し続けてきた沖藤典子さんですが、70代になり、再び介護生活を送ることになります。

それは夫・明さんの介護でした。

しかし、同じ介護でも、実父の介護とは異質の悩みを抱えることになりました。

時代は変わり、介護保険も整い、子供も独立しており、仕事も作家という時間的な自由の利くものでしたが、今度は精神的な葛藤が大きかったといいます。

夫である明さんは大手建設会社の管理職だったそうですが、毎晩のように泥酔して深夜に帰宅し、退職後も友人と外に出かけては大量のお酒を飲むという、酒浸りの生活を送っていたのです。

そんな不摂生な生活がたたって、2011年夏頃、77歳の喜寿を迎えた明さんはついに「閉塞性動脈硬化症」を患ってしまします。

これは、動脈硬化が原因で、四肢(主に下肢)に血流障害をきたすものをいいます。

動脈硬化と言えば、高血圧や脂質異常症のような生活習慣病が引き金となることが多い病気です。

閉塞性動脈硬化症が原因で、明さんは脚の血管が詰まり、左の足先が壊死してしまいました。

さらに、腎機能低下や狭心症の可能性も出てきました。

次ページで沖藤典子さんの夫の介護生活に続きます。